日経平均株価:28,084円 NYダウ平均株価:34,382ドル

お金の勉強

今週末の日経平均株価は、対前週末で、-1,273円で引けた。同じく、NYダウ平均株価は、-395ドルとなり、いずれも久しぶりのマイナス引け。特に、日経平均株価は、週内で2,000円近くも大きく下げるような相場となったが、なんとか持ち直している状況か。チャートでも長く伸びた陰線が目立った週となった。緊急事態宣言の適用も、日増しに広がっており、収束の兆しも遠い。
一方、アメリカ市場は、底堅い、下げても戻る。コロナ禍でも、お国柄もあり楽観的な景況感は、そのまま。
日本は、慎重なお国柄でもあり、和をもって行う国のリーダーシップでは、先が見通せないということで、景況感もいまひとつ。はっきりしない東京オリンピックの開催問題も大きいが。日本市場もしょせんリードしているのは、国外の投資家であるので、悪材料があれば、すぐに売られてしまう。国内の投資家が、日本市場をしっかり支えるような日はいつになるのか。そうなれば、日本経済も安定化し、健全な範囲で、成長していくのではないかと思う。残念ながら、お金の勉強する機会のない日本では、まだまだ投資に関しても未熟なため、マーケット自体も海外に左右されているのではないだろうか。
念のため、市場原理によりマーケットの参加者は、多数多様であればあるほど修練されてくるので海外投資家の存在は、絶対必要。問題は、自国投資家の参加者が少ないこと。まあ、自国投資家でも、投げ売りはすると思うが、しがらみのない外国投資家とは幾分異なり、多少は国の未来を考えるというバイアスが働くと思う(たぶん)。
やはり、アメリカ市場の方が、そのあたりに強みがあるため、どうしても日本株を積極的に買う方向にはいかないのが、現状だが。そろそろ、日本株のポジションを減らし、現金にかえることを検討したい。東京オリンピック開催問題が解決するまでは。

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